NRACARO3時間RUSH耐久シリーズ 2016 第1戦N

04/03(日)桜満開の鈴鹿サーキットで、RUSH耐久が開催されました。
当日の模様を㈱930RUSH 代表の田坂さんよりレポート頂きました!


pic02今期第1戦の舞台となる鈴鹿サーキットには、全31チーム79台がエントリーした。
ブリーフィング前には、2015年のシリーズ表彰が行われ、コンストラクターズチャンピオンシップ入賞チーム(チームライトウェイ−4エナペタル 911DAYSレーシングチーム オートエンジニアリング1組︎)には、トロフィーと記念品、今大会のグリッド件が与えられた。ドライバーズチャンピオンシップ入賞者(1位TSRアッキーラ氏 2位にゃんたろう氏 3位ヨシミューラ氏)には、記念品に加えRECARO株式会社よりPRO RASER SP-A とRS−GSが贈与された。

今年も、受付近辺にはレーシングギア専門店のアンダーレと、名古屋のミツワオート株式会社が、911cupなど計4台の車両を展示し、冠スポンサーのRECAROも、最新シートの試座、展示などを行い、参加者や、観覧者たちとのコミュニケーションの空間を華やかに演出した。

pic02毎回参戦を楽しみにしている常連チームはもとより、新エントリーのチームも加わり、3時間完走を狙うチーム、上位入賞を目指すチームと、それぞれに作戦が練られ、受付開始からドライバー、メカニックの表情には、緊張感が漂っていた。

ブリーフィングと記念撮影を終え、スターティングドライバーは、ピット整列を開始。14時にグリーンシグナルが点灯し、ダミーグリッドから車両がコースに進入していく。23台がスターティンググリッドへ整列し、以後の8チームは、ピットスタートに備えた。レッドシグナルが消え、各車一斉にスタート。

スタートを決めたのは#43ライトウェイ-1エナペタルだった。#930TEAM930RUSHを交わし、トップとなるが、松島選手も食い下がり、2台のバトルとなる。中盤より怒涛の勢追い上げを見せたのが、#12のチーム頑固一徹だ。6周目にてコースアウトしてしまった車両が2チーム出たため、赤旗回収となった。この赤旗で、不運にも#12チーム頑固一徹は約1周差のハンディを負ってしまう。赤旗後、コースインしたトップグループは、#930pic04TEAM930RUSHが、2コーナーでインを差し、#43ライトウェイ-1エナペタルを交わしトップを奪い返した。2台のバトルが続いていたが、#930TEAM930RUSHは、タイヤトラブルに見舞われ、再び#43ライトウェイ-1エナペタルがトップとなる。#930TEAM930RUSHは、その後もタイムが上がらず、早めのピットインとなり、第2ドライバーの野田選手に託された。野田選手は、RUSHCUPの大会記録を更新する、2”10,501秒を記録し、再びチームをトップ奪還を果たす。その後も、2位の#43ライトウェイ-1エナペタルとの差を広げ、2位を1LAPする事となる。GTクラスでは#8グラック&チェックショップと#10Gulf.K.恵比寿.TSRが、両者譲らない激しい鬩ぎ合いをくりひろげていた。レンシュポルトクラスでは、関西の常連チームが上位を占め、プライドをかけたレースに激しさを増していった。昨年新設されたカレラクラスは、サーキットでのスポーツ走行を楽しんでもらうためのものだったが、ここでもタイトルを狙うチームの参戦が目立つようになった。どのクラスも、見ごたえのある戦いが繰り広げられていた。

レース後半は、トラブルやコースアウトするマシンが目立つようになった。そんな中、1LAPのマージンを持って、トップを独走していた#930TEAM930RUSHがまさかのスピンアウトでリタイヤしてしまう。これにより#43ライトウェイ−1エナペタルが、再びトップに返り咲いた。しかし、その背後には#12チーム頑固一徹が迫っていた。1周のハンディを取り返し、最後まで諦めなかった#12チーム頑固一徹は、残り20分を切った所で、#43ライトウェイ−1エナペタルを捕えて、首位に立ち、そのままチェッカーを受けることになった。耐久レースには、様々なトラップが隠れており、最後まで何が起こるかわからない。最後まで集中を切らさず、諦めること無く走りきったチームに、勝利が微笑む事になった。過酷な3時間を戦い抜き、見ごたえのあるレースを展開した参加者すべてにエールを贈りたい。今大会の結果は下記の通りとなった。

<<RUSHクラス >>
1 チーム頑固一徹 pic02
2 チームライトウェイ−1 エナペタル
3 TEAM SYC

<<GTクラス >>
1 グラック&チェックショップ pic02
2 Gulf.K.恵比寿.TSR
3 健康優良不良中年倶楽部

<< レンシュポルトクラス >>
1 チームライトウェイ−2 pic02
2 オートエンジニアリング1組
3 TSR-比寿-Gulf964/993

<<カレラクラス
>>
1 天龍インディアンボンバーズ
2 ミツワクラブスポーツレーシング
3 TCS RacingTeam ♯9

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今年、16年目を迎えるRUSH CUP(3時間耐久)は、2014年から、RECAROを冠スポンサーとして迎える事となり、年々イノベーションを続けるポルシェワンメイクレースです。
2015年から、富士スピードウェイでの耐久を加え、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイという、国内最大のサーキットを転戦する耐久レースのシリーズ化に成功しました。クラス分けにより、サーキット仕様の車両から、公道車両まで、幅広く4クラスが混走で、各クラスシリーズチャンピオンを目指します。

クラス 対象車両
RUSHクラス 車種に関係なくレーシングタイヤ装着車
GTクラス 水冷ポルシェ及び(993turbo/993RSR/964RSR)
レンシュポルトクラス 993(993turboを除く)964(964turbo含むMR FR)
カレラクラス 車種に関係なくラジアルタイヤ装着車(チーム内全車)

<< 次回大会>>
RECARO3時間 RUSH耐久シリーズ第2戦2016 in FSW
日時 6月12日(日) 13:00〜16:00
場所 富士スピードウェイ
フィー ¥120,000
※ 5月1日22:00よりHPにてエントリー開始

www.930rush.com のエントリーフォームへお進みください。
当日は午前中にもポルシェのイベントを開催しているので、当日のFSWはポルシェ1色の1日です。
観覧は無料ですので是非レーシングカー仕様のポルシェを間近でご覧ください。
当日は展示ブースも出店しています。 入場料 1人¥1,000 富士スピードウェイゲートにてお支払いください。

TEAM 930 RUSH 代表 田坂
HP http://www.930rush.com/